祝増刷!! 書籍『ゲストハウスがまちを変える』出版|宿場JAPAN×学芸出版社

ゲストハウスがまちを変える -エリアの価値を高めるローカルビジネス-
地域に根差したゲストハウスや小規模宿泊施設のための開業本です。実体験に基づく経営ノウハウをはじめ、日本のゲストハウス誕生の歴史や変遷、コロナ禍の変化や有事対策なども盛り込まれています。

株式会社宿場JAPANの代表・渡邊 崇志さんとFootPrintsの編集長「だり」こと前田有佳利による共著として、2022年4月10日に学芸出版社さんより出版させていただきました。

渡邊さんは、東京・品川を拠点に2009年以降4軒の宿(ゲストハウス品川宿など)を直営し、全国7地域の宿の開業サポートも行い、ホスピタリティの代名詞であるザ・リッツ・カールトンで働いた経験もお持ちで、日本国内でゲストハウスが急増した約10年間の変遷と共に宿泊業界に携わってきた方です。

その渡邊さんの知識と経験を取材して、惜しみなく本書にまとめています。本文は「僕」という一人称で展開されますが、寛大な渡邊さんのご提案により「渡邊さん=語り、前田=執筆」で役割を終わらせず、前田の知見も随所に散りばめさせていただくことになり、「共著」として制作させていただきました。

そして、大変ありがたいことに…、2023年9月発行で第2刷の増刷が決定いたしました!!!

【概要】
まちを面白くする事業を始めよう。まちに潜む魅力が交わる場所を作ろう。それを実現するために、まちに開かれた宿を営み、人がつながり、変化の連鎖が起きる拠点にする人が増えている。東京・品川で13年前から4軒の宿を営む経営者と、これまで200軒以上の宿を取材した編集者が語る、宿づくりから始まるまちづくり。

【目次】
1章 日本のゲストハウス・カルチャーの歴史
1 外国人向け宿の変遷
2 規制緩和と供給過多によるゲストハウスの危機
3 アメリカの新しいホテル・カルチャーに学ぶ
4 コロナ禍におけるゲストハウス市場

2章 地域融合型ゲストハウスの運営
1 東京のゲストハウスの先駆け「ゲストハウス品川宿」の開業まで
2 地域融合型ゲストハウスを実現するポイント
3 東京で一番小さなホテル「Bamba Hotel」と「Araiya
4 ホテルと民泊のいいとこどりのアパルトマン「Kago#34
5 スキルを上げてスモールラグジュアリーな宿をつくる

3章 ゲストハウスの事業計画、サービスのつくり方
1 エリア選定
2 コンセプトづくりと物件選定
3 事業計画書づくり
4 施設づくりとサービスづくり
5 有事に備えてゲストハウスができること

4章 宿の価値を高め、地域と連携する運営
1 集客・サービス改善のノウハウ
2 付加価値を磨くノウハウ
3 採用・人材育成のノウハウ
4 多店舗展開のノウハウ
5 効率化のノウハウ

5章 開業支援事業のケーススタディ
1 開業を支援する「Dettiプログラム」とは
2 事業者支援事例「ゲストハウス蔵」:Uターン移住で開業した女性オーナー
3 事業者支援事例「神戸ゲストハウス萬家」:異国で開業した韓国人オーナー
4 企業支援事例「大阪西成ゲストハウスDOYA」:地域文化の消失を防ぐ拠点づくり
5 企業支援事例「Yumori Onsen Hostel」:震災で窮地に追い込まれた温泉街を再生
6 自治体支援事例「北海道網走郡津別町」:チームで取り組むエリアリノベーション

6章 これからのゲストハウスの可能性を探る対話
1 大阪のゲストハウス事業の先駆け「由苑」 溝辺佳奈
2 街を一つの宿と見立てる「HAGI STUDIO」宮崎晃吉、「NOTE奈良」大久保泰佑
3 多拠点生活プラットフォーム「ADDress」 佐別當隆志

【発行日】2022年4月10日
【発行所】学芸出版社
【体裁】四六・288頁
【定価】2300円+税
【著者】渡邊 崇志・前田 有佳利
【編集】宮本 裕美・森國 洋行
【装丁】藤田 康平(Barber)
【装画】サヌキ ナオヤ
【DTP】梁川 智子
【購入方法】 Amazon および 全国の書店にて

本書作成にあたり、ご協力くださいました皆さまへ、心より感謝申し上げます。