連載「My・ゲストハウス楽しみ方案内」|Hostelworld

更新日

第3回、最終章のテーマは「My・ゲストハウス楽しみ方案内」です。

ここ数年で約2倍以上の軒数に増加している国内のゲストハウス・ホステル。今までゲストハウスやホステルを利用したことがない人も「一度泊まってみようかな」と関心を持たれる機会が多くなっているのではないでしょうか。

前回の第2回では予約方法についてのお話だったので、皆さんの未来の旅に彩りを添えられますよう、今回は「実際行った時、どうしたら楽しめるの?」について記載できればと思っています。

以下、私なりの旅を楽しむ心得3点をまとめました。

おすすめの楽しみ方①「夕食前にチェックイン」

普段ホテルや旅館に泊まるとき、何時頃にチェックインをしますか?荷物が預けられたら荷物だけまず預けて、まちを巡って、晩ご飯を食べてから、23時にチェックイン。宿泊だけを目的にした場合、こういった流れになることも多いのではないでしょうか。

ただ、もしゲストハウスやホステルに泊まる目的が「交流」であれば、おすすめなのは、荷物が預けられたら荷物だけまず預けて、まちを巡って、17:00や18:00にチェックイン。(←ここが大事!)夕方頃に宿の共有スペースに立ち寄ってみてください。

16:00から18:00頃にチェックインを開始する宿も多く、その時間帯に宿へ到着する人も少なくありません。そこで、共有リビングで「どこから来たんですか?」という台詞から宿泊者同士気ままに話をして、気が添うままに「晩ご飯どうされるんですか?良かったらご一緒に」と誘って、一緒にごはんへ出掛けてみてはいかがでしょうか。(私はよくこれをしています笑)

ひとり旅をしている人の中には、旅先で普段出会えないタイプの人たちと一緒に話をしながらごはんができたら良いなと思っている人もいます。そんな人と出会えたら、ぜひ宿運営者さんへおすすめの飲食店を教えてもらい、一緒に出掛けてみてください。

もちろん、その日の状況によってはうまく相手が見つからない日もあります。逆に、宿のオーナーさんも一緒に食べにいけることになり賑わって出掛けられる時があったりもします。むしろ「今日は希望者を募って餃子パーティを開くよ」と宿のイベントに参加させてもらえることもあります。

日によって顔ぶれの異なるゲストハウス・ホステルという空間。その時々によってどういうシチュエーションが待っているかわかりません。だけど、もし「交流」を求めるのであれば、ぜひ「チェックインは夕食前に」を試してみてください。

おすすめの楽しみ方②「2泊2訪以上」

例えば、平日仕事をして週末ふらりと旅に出掛けるとしたら、1泊2日になりやすいですよね。私も以前までそのサイクルだったため一泊の宿泊がほとんどでした。1年半前、働き方を変えたことで、一時的にまとまった時間を持つことができたので、これはと思い、西日本のゲストハウス・ホステル巡りをしたことがありました。1ケ月半で約20軒の泊まり巡りです。

そこで、1泊と2泊以上では気持ちの安らぎ感が全く違うなあーと、とても気付かされたんです。1泊だって楽しい。でも2泊して2度の朝を同じ場所で迎えて、その中に、1度目のおはようだけでなく、2度目のおはようを言う相手が何人かいて。施設内の使い勝手もある程度わかっているから過ごしやすいし、居場所感がぐんと上がるんです。

さらに、1訪だけでなく2訪(=日が経ってからまた泊まりにいく)がなおさらおすすめ。再訪すると「お久しぶり!」や「おかえり!」という言葉で迎えてもらえたりするんですよね。オーナーさんと、離れていた間の近況を報告しあったり、なんだか古くからの友人に再会する気分。

ゲストハウスやホステルは、縁がこれっきりじゃないところが魅力だと思っています。これからはじまる縁、それがゲストハウス・ホステルの魅力なのではないでしょうか。

おすすめの楽しみ方③「能動的が吉」

最後に。運営している人も、そのまちの人たちも、出会う旅人も、みんな人間です。ゲストハウスやホステルを介して繋がっていく縁は、互いの気持ちが寄り添ってできるもの。「私はお客さん」や「待っていてもきっと誰かから聞いた素敵な出来事が必ず私にも訪れるはず」ではなく「一緒に縁を育みましょう」そんな気持ちで、場をつくることで楽しさが生まれます。

思わず愛される素敵なゲストになって、彩り豊かな縁のある暮らしを築いていきましょう。

(文:FootPrints だり / イラスト:たきもと つよし