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和歌山県

高野山ゲストハウス Kokuu

仏教の聖地・高野山に唯一存在するゲストハウス

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住 所

〒648-0211 和歌山県伊都郡高野町高野山49-43

アクセス

ケーブルカー「高野山駅」下車、バス停「奥の院前」より徒歩3分

料 金

素泊まり1泊3500円~

設 備

マウンテンカプセル/ダブルベッドルーム

ウェブサイト

http://koyasanguesthouse.com/

Title point 南海電鉄「極楽橋駅」から真っ赤なケーブルカーに乗り換えて山を登り、高野山駅からバスに揺られ終点「奥の院」へ。空海が開いた仏教の聖地 高野山、宿坊が建ち並ぶなか、ゲストハウスが一軒。ダークグレーのコンパクトな一軒家は、無駄のないスマートさが魅力的で、建築好きにも好まれる。ドミトリーはカプセル式なので、はじめてのゲストハウス一人旅にもぜひお薦めしたい。素敵なご夫婦が運営している。

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仏教の聖地・高野山に唯一存在するゲストハウス

こんにちは、だりです。
2015年1月11日(日)と12日(月)で一泊二日でKokuu(コクウ)へ宿泊してきました。
  
オーナー高井さんとは2011年11月に大阪で開催されたゲストハウスのイベントでお逢いして以来!当時、和歌山県内にゲストハウスはまだ少なく、高井さん自身も開業前で、これから奥さんと一緒にゲストハウスを運営するつもりなんだ、というタイミングでした。
  
そして、2012年10月に高野山に開業。それから3年越し、2015年の冬、ついに私もKokuuへ訪れることができました。きっかけはgreenzの取材でした。(greenzの記事もあわせてどうぞ)
  
高野山は昔から「行くべきときに行くことになる」と言われているそうで、まさにその来たる時だったのだと、勝手に良い解釈をしております。 行った感想をシンプルに言えば「もっと早く行くべきだった!」なのですが。そう思うくらいとても良かったです。
  
南海電鉄で懐かしい景色を見送って辿り着くのが、その名も「極楽橋駅」。ここから真っ赤なケーブルカーに乗り込みます。
標高867m。真っ赤なケーブルカーの中では高野山についてのわかりやすいアナウンスがせっせと流れます。そうこうしているうちに「高野山駅」に到着!
  
和歌山出身の私にとって高野山は家族で車で登るものと思い込んでいたのですが、今回はじめて電車とケーブルカーを利用して登り、絶対こっちの方が断然楽しい!と思いました。時を遡るような景色も、極楽橋駅の雰囲気も、ケーブルカーも全て楽しい。
  
ケーブルカーで高野山駅に着いたらバスに乗り換え。バスの運転手さんにゲストハウスっていう宿に向かっていると話すと「Kokuuさんでしょ?」とすぐに返答されるほど地域に浸透しています。宿坊建ち並ぶ歴史あるまちで開業3年のゲストハウスがこの認知。すごいですよね。
  
バスに揺られ約20分、終点「奥の院前」のバス停で下車。ここには宗派を問わず数十万という慰霊碑が建てられ、シロアリのお墓から織田信長のお墓まで皆平等に並んでいます。
バス停から歩いて3分ほど。ダークグレーのコンパクトなおうちが見えてきます。にょきっと映える煙突。
この建物こそが、Kokuu。高野山に唯一存在するゲストハウスなのです。
  
これまでFootPritnsでは約70軒のゲストハウスを紹介してきましたが、ゲストハウスを目的に新築した建物はこれで2軒目!レアなケースです。運営をするためだけに建てた宿は建築として学ぶべきこともたくさんあります。
  
来客するゲストは、仏教の聖地高野山に来たくてというヨーロッパ系の方や、建築としてKokuuに関心があっていう日本人の方も多いようです。
  
扉を開けるとこの内観が目に飛び込んできます。白い柱がずらりと並んで、なんだか教会のよう。
入って右手が共有リビング。オーナー高井さんはDJの腕もあり、チョイスする音楽がまた空間に馴染んで居心地の良さを増してくれます。
入って左手がカウンター席。その奥で微笑むのがオーナー高井さんです。
チェックインの時に、高野山の街の説明を丁寧にしてくれます。
1月の訪問だったので、外は雪がしんしんと降っていました。リビングにある暖炉はあたたかくて、木の良い香りがしていました。
私が宿泊した時はヨーロッパ系の男女お二人と、ちょうど同じ年の日本人の男女が全体で4名ほどいました。
リビングには、お水や珈琲やお茶などのフリードリンクが設置されています。高野山の天然水!
リビングの横は洗面台。
その向かいにはシャワールーム。
そしてトイレ。宿の必要な機能が、無駄なく無理なくコンパクトに収まっています。
その先に、マウンテンカプセル(一人個室の上下段ドミトリー)と2〜3名用の個室。
  
Kokuuでぜひ宿泊して見ていただきたいのは、「マウンテンカプセル」というひとり旅に最適なお部屋。ゲストハウスで「ドミトリー」と呼ばれるタイプの宿泊形態に近いですが、相部屋ではなく1人1人がコンパクトなお部屋に分かれているんです。
  
なので「ゲストハウスデビューしたいけど、でも相部屋ってちょっと不安…」という、女性一人旅には一番はじめの行先としてお薦めしたい宿だなと思っています。
  
1名だけじゃなく2名・3名が泊まれる広々とした個室のお部屋もあるので、家族とか恋人同士とかでも泊まりやすそう。
  
マウンテンカプセルの中の様子。各個室にちゃんと窓が付いているのが嬉しいところ。
上の段はこんな感じ!広さも十分で快適です。
2名用の個室はこんな感じ。他に3名用もあります。
天井にも小窓があり、時間の経過にあわせて宿内の表情が変わります。
夜の風景。
夜22時が門限。閉まる前に綺麗な星空を眺めて1日が終わります。
  
ゲストハウス近くの「奥の院」では、朝6時と10時半の2回、弘法大師様(=空海)にお供えするお食事を御供所から運び出す姿が見られます。そのため、朝早起きをするゲストも少なくありません。
  
なのでKokuuの夜は、リビングやカウンターでのんびり会話を楽しんで、自然と皆が話を切り上げ、22時半には消灯して、しっかり各自就寝するという感じです。
  
追加のお支払で朝食もいただけます。美味しいごはんとともに朝のほっこりする時間もゲストハウスの醍醐味。
こちらが高井さんご夫婦!阿吽の呼吸で理解しあっているお二人の雰囲気がまた宿の魅力をひきたてます。
  
「虚空(こくう)」とは、空海の有名な教えにある言葉で、”何も妨げるものがなく、すべてのものの存在する場所”という意味。ゲストハウスKokuuはまさにそういう場所なんだと思います。
  
実は、冗談抜きで冒頭で書いたように、今回の宿泊は私にとって、まさに来たる時だったなあと思っています。Kokuuへ訪れてから「私ってほんとは何がしたいんだっけ?」と自問自答の思いが強まり、数か月後押し出されるように「ああ!これがしたかった!」と気付くきっかけになりました。
    
きっとそれは、高井さんご夫婦や、Kokuuでの出逢いをはじめ、高野山に登って下りるまでの景色とか空気とか全ての澄んだゆるやかな漂いが自分自身と向き合う時間をたっぷりくれるからなのかなーと思っています。ふっと悩んだ時は、ぜひ高野山ゲストハウスKokuuへ行ってみてください。
  
ちなみに、個人的なおすすめシーズンは冬。避暑地として認知されており、冬はひとが少なくて実はお薦め。冷たく澄んだ空気とKokuuの煙突から出る木の香りが絶妙で、持ち帰りたいくらい最高です。ただ、1月後半くらいから約1ヶ月は冬期休暇に入ってしまうので、ホームページの営業状況をしっかり確認して予約を取っていってくださいね。
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