月刊誌『地域人』ゲストハウス紹介コラム連載|大正大学×FootPrints

更新日

2年半・全32回、月刊誌『地域人』で連載しました!
– コラムと掲載号のご紹介 –

大正大学の地域構想研究所が発刊する月刊誌『地域人』で、2017年8月〜2020年3月の約2年半・全32回にわたり、ゲストハウスを紹介するコラムを連載させていただきました。画像をクリックすると掲載号のAmazonにジャンプします。気になるコラムや特集があれば、ぜひご購入のうえご覧ください。

個人的な見解ですが『地域人』は『ソトコト』をもう少し学術的にしたものといった印象の読み物です。そのため読者の年齢層は『ソトコト』よりやや高めで、行政関係の人の定期購読も少なくないようです。一般的な雑誌より活字が多く、“雑誌サイズの書籍”といった感じの読み応えがあります。


第32回|四国最古の重伝建で“アソビ仲間”を増やす宿「古民家ゲストハウス&バー 内子晴れ 」
重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に選定された愛媛県・内子のまち並み。ここで、築170年超えの古民家を改装したゲストハウスが営まれている。運営体制から垣間見える、地方の若手不足を解消するヒントを紹介したい。
2020年3月発売の第55号に収録されています。

第31回|思わず唐津が好きになる。少女まんが館のある宿「唐津ゲストハウス 少女まんが館Saga」
約1800冊の少女まんがを所蔵するゲストハウスが佐賀県唐津市にある。元米屋を全面的に改装し、定員8床の相部屋式の宿と私設図書館として運営。唐津焼の器や佐賀産の食材を積極的に扱うなど地元愛に溢れる場所だ。
2020年2月発売の第54号に収録されています。

第30回|都内から1時間の里山で、第二の“実家”をつくる宿「ゲストハウスjicca」
茨城県石岡市にある「にほんの里100選」の一つに選ばれた八郷地区。田園が広がるこの山麓に、県内で最初に誕生したゲストハウスがある。稲刈りやイノシシ狩りが体験でき、田舎暮らしのお試しにピッタリの宿だ。
2020年1月発売の第53号に収録されています。

第29回|ゲストハウス育ちの看板息子が迎える宿「飛驒高山ゲストハウスとまる
江戸時代の城下町の面影が色濃く残る山岳都市、岐阜県高山市。「飛驒高山」と呼ばれるこの地に、家族経営のゲストハウスがある。数多ある宿泊施設の中で旅人を惹きつけ続ける理由は、看板息子の存在と、人と人をつなぐ毎月第1月曜開催の企画「ひだマンデー」にあった。
2019年12月発売の第52号に収録されています。

この号ではさらに、p37-41のゲストハウス特集ページ「ゲストハウスの名店に聞く、世界が認めるおもてなし」も執筆を担当しました。
・家族連携による“おもてなし”。寿司屋付きの寿司宿「SUSHI HOUSE
・いろりを囲むシェア飯。元料亭を活用した宿「
鎌倉ゲストハウス
・実体験をもって情報発信。善光寺のまちの拠点的宿「
1166バックパッカーズ
・心と文化に触れる体験。アジア支援につながる宿「
金沢ゲストハウスPongyi
・体が喜ぶマクロビ料理。絶景を眺める古民家宿「
自然菜食と田舎暮らしの古民家宿 空音遊

第28回|築100年の長屋を改装。中庭に眼鏡屋のある宿「ちゃぶだい Guesthouse Cafe&Bar 」
小江戸と称される蔵造りの町並みが特徴的な、埼玉県川越市。97%以上が日帰り観光という流れを変える宿が今年オープンした。中庭で眼鏡屋が工房兼ショップを構え、さらに地元の店主とコラボしたマーケットイベントを開催するなど、地域との関わり合いが素晴らしい。
2019年11月発売の第51号に収録されています。

第27回|“ナマケモノ”になろう! 巫女体験もできる宿「Cafe & Guesthouse Name came Ono
名水百選の「御清水」をはじめ、各所で綺麗な水が湧く名水のまち、福井県大野市。この地に、時間を忘れて昼寝をし“ナマケモノ”になることを推奨する宿がある。オーナーものんびり屋かと思いきや、地域と連携し、多数の企画を企んでいるようだ。
2019年10月発売の第50号に収録されています。

第26回|まるでテーマパーク? “遊び心”に溢れた宿「ゲストハウス阿蘇び心 熊本店
熊本県熊本市に、小料理屋のようなシックな外観のゲストハウスがある。しかし、門をくぐれば一転、テーマパークのキャストを彷彿とさせる接客や、著名な書籍をパロディ化した手作りのガイドブックなどが待ち構えているのだ。
2019年9月発売の第49号に収録されています。

第25回|おもてなしが詰まった “複合し過ぎる”宿「おもてなしラボ
千葉県佐倉市に、コワーキングスペースやレンタルスペースを併設する宿がある。さらに、ミニライブラリーや小商いスペース、日替わりのキッチンカー店も複合。 多様な国籍や年齢の人々が集うことによって化学反応が生まれるゲストハウスだ。
2019年8月発売の第48号に収録されています。

第24回|童話『モモ』のように、大切な時間を取り戻す宿「亀時間
神奈川県鎌倉市に、築93年の古民家を活用したゲストハウスがある。宿に込めた思いを、童話『モモ』で示唆されるメッセージに重ね、イベントを織り交ぜながら、持続可能な生き方を提唱している宿だ。
2019年7月発売の第47号に収録されています。

第23回|萩の“流れ”の交差点。元音楽学校を改修した宿「萩ゲストハウスruco
明治維新を切り開いた志士たちを輩出した地の1つ、山口県萩市。城下町の趣が残るこのまちに、カナダやニューヨークを経てUターンし、萩の人の魅力を体感的に伝えようと、ゲストハウスを営む男性がいる。
2019年6月発売の第46号に収録されています。

第22回|部屋に“彼女”の置き手紙? 行政マンが無人化を図る宿「Hostel Marika
宮崎県日南市の飫肥城下町にひっそりと佇む、かつて高校生たちが暮らした3棟の寮。現在、1棟は素泊まりの宿、2棟は起業家にも対象を広げた寮として活用されている。なんと、運営者は「日南市マーケティング専門官」として市役所に勤めている男性だ。
2019年5月発売の第45号に収録されています。

第21回|震災で廃業した旅館を復活! 温泉街に開かれたゲストハウス「YUMORI ONSEN HOSTEL
開湯1400年以上を誇る、福島県の土湯温泉町にゲストハウスが誕生した。地域の人々も利用できるラウンジ、シェアキッチン、シェアスペースなどを備え、世界から旅人を迎えつつ温泉街に活気を取り戻そうと奮起する、その姿に迫る。
2019年4月発売の第44号に収録されています。

第20回|始まりはキャンプフェス。2日間の熱狂を広げる宿「KAMP Backpacker’s Inn & Lounge
岡山県瀬戸内市の広大なオリーブ園や小さな離島・美作市のキャンプ場など、大自然を舞台にアウトドアイベントを毎年開催している有志のチームがいる。彼らが岡山駅近くの商店街で5年前に開いたゲストハウスを紹介したい。
2019年3月発売の第43号に収録されています。

第19回|東北に故郷をもう1つ。”家族”が増える宿「ゲストハウス梅鉢
宮城県仙台市に、天災という逆境を乗り越え、夫婦が開業したゲストハウスがある。牛タンなど地元の食材を取り入れた定食や地酒の提供、間仕切りのない相部屋など、旅を介して他者や宮城と家族のような縁を繋ぐ工夫がちりばめられた宿だ。
2019年2月発売の第42号に収録されています。

第18回|東京下町・地域融合型の先駆け的ゲストハウス「ゲストハウス品川宿
東京都品川区。江戸時代は東海道の宿場町として賑わった商店街の中に、まちの歴史を継ぐように地域と世界をつなぐゲストハウスが存在する。地域の催しへの参加や、住民参加型の企画の主催、観光案内所の設置など、近年注目されるまちづくり×ゲストハウスの、先駆者の取り組みに迫る。
2019年1月発売の第41号に収録されています。

第17回|モーテルを改装した宿で、沖縄ライフを擬似体験「SPICE MOTEL OKINAWA
那覇空港から車で北上すると、まちと海を見渡せる丘の上のゲストハウスに着く。築約45年になるモーテルだった空き物件を、当時の面影を残しつつリノベーション。映画のワンシーンのような理想的な空間で、沖縄の新たな宿泊スタイルを創造する。
2018年12月発売の第40号に収録されています。

第16回|まるで島の日常へ渡す舟。とうふ屋が甑島で営む宿「FUJIYA HOSTEL
鹿児島県、東シナ海に浮かぶ離島・甑島(こしきしま)列島に一軒のゲストハウスがある。穏やかな集落の中に立つ、木造平屋の舟宿をリノベーションした1日4組だけの宿。とうふ工房の見学や集落ガイドなど、そこには島の原風景を伝える数々の仕組みがあった。
2018年11月発売の第39号に収録されています。

第15回|自然×温泉×音楽! 夏フェスを企画する宿「TSUDOI guest house/cafe/bar UNZEN
日本で最初の国立公園に認定された地域の一つである、長崎県雲仙市。その地に島原半島でも初となる、定員20名の小さなゲストハウスが存在する。大自然を堪能する地域密着型の企画など、宿オーナーの雲仙との関わりに注目したい。
2018年10月発売の第38号に収録されています。

第14回|日本一魅力的で幸福度の低いまち? 函館を変える“暮らしを見つける宿”「SMALL TOWN HOSTEL Hakodate
約160年前のペリー来航を機に国際貿易港として発展した、北海道函館。当時を彷彿とさせる歴史的建造物が多数残り異国情緒に溢れる西部地区に、暮らしの幸せに出会うきっかけを届けようとするゲストハウスがある。
2018年9月発売の第37号に収録されています。

第13回|現代美術と日常の融合。宿泊型のアートスペース「KYOTO ART HOSTEL kumagusuku
京都市中京区に、建物全体が現代美術の展覧会場と化した宿がある。博物学者・南方熊楠(クマグス)と城(グスク)を合わせた屋号を掲げ、企画展や“副産物産店”などを通じ、アートを介した新たな関係性を提案する。
2018年8月発売の第36号に収録されています。

第12回|海の幸で「シェアご飯会」。知多半島の最南端にある宿「南知多ゲストハウスほどほど
愛知県下一の水揚げ量を誇る漁師町・豊浜にある、定員8名のゲストハウス。再生可能エネルギーの導入や手作りのピザ窯、自然農の田んぼなど活動は多彩。なかでも特筆すべきは、宿泊者が各自1品を持ち寄る夕食会「シェアご飯会」だ。
2018年7月発売の第35号に収録されています。

第11回|日帰り観光に終止符。世界に”旗”を立てる宿「旗呉FLAGS(フラッグス)」
広島県呉市。戦前に戦艦大和が造られ、日本海軍の拠点となった町だ。呉市開示歴史資料館への日帰り観光が主流とされる現状を変えようと、お土産づくりが原点となって誕生したゲストハウスを紹介したい。
2018年6月発売の第34号に収録されています。
※こちらのゲストハウスは2018年10月に閉店しました。

第10回|商店街で食べ歩きツアー。元診療所のゲストハウス「神戸ゲストハウス萬家(MAYA)
兵庫県神戸市内屈指の規模を誇る水道筋商店街や灘高架下エリアなどの人々と、韓国・ソウル出身のオーナーが、強い信頼関係を築くに至った経緯と秘訣とは。
2018年5月発売の第33号に収録されています。

第9回|金沢にいながらアジア支援!宿泊代の一部が寄付金になる宿「金沢ゲストハウスPongyi(ポンギー)
石川県金沢市。ミャンマーで僧侶体験をしたオーナーが営むゲストハウス。宿泊代のうち100円が、発展途上国で困窮する子どもたちの明日をつないでいく。
2018年4月発売の第32号に収録されています。

第8回|米屋と農家とゲストハウス。消費者と生産者をつなぐ宿「こめやかたゲストハウス
山形県村山市に、米農家の兄妹家族7名が営むゲストハウスがある。米・野菜・果物を育てながら、家族みんなで最大5名の旅人を迎え入れる。この珍しい兼業スタイルが、食材選びの新たな在り方を提唱していた。
2018年3月発売の第31号に収録されています。

第7回|コンセプトは”高知大使館”!? タウン誌の元副編集長が営む宿「かつおゲストハウス
高知県高知市に、高知県全域を知り尽くした旅の達人が運営するゲストハウスがある。そこには、河内魅力を凝縮することで「通過」を「滞在」に変える秘訣が隠されていた。
2018年2月発売の第30号に収録されています。

第6回|農業と宿と市議会議員!? 「半農半X」のゲストハウス「安曇野 地球宿
長野県安曇野市、リンゴ農園や田畑が広がる長閑な地にある古民家の宿。手作りの無農薬野菜や合鴨農法で育てた米などを用いた食事を提供する。農業体験や子どもの田舎体験、産前産後の長期ステイも受け入れている。
2018年1月発売の第29号に収録されています。

第5回|日本で最初に誕生した!? 秘境の古民家ゲストハウス自然菜食と田舎暮らしの古民家宿 空音遊
徳島県にある日本三大秘境の一つ、祖谷渓。かつての平家の隠れ里として知られ、「とくしま88景」にも選ばれるこの地にゲストハウスが存在する。大自然とマクロビオティック料理で、心も体も癒してくれる宿だ。
2017年12月発売の第28号に収録されています。

第4回|街の味わいを味覚で伝える宿「Hostel and Dining Tanga Table
福岡県の北九州市小倉に、ダイニングバーが併設されたゲストハウスがある。店名は、大正時代に誕生したといわれる北九州の台所・旦過市場に由来している。滞在中はもちろんのこと滞在前や帰宅後にも街の魅力を味わえる、味覚を切り口としたアプローチに注目したい。
2017年11月発売の第27号に収録されています。

第3回|熱海がクセになる!等身大の街を体感する宿「guest house MARUYA
静岡県熱海市、商店街の真ん中に位置するゲストハウス。温泉リゾート地としてだけではない熱海の”もうひとつの日常”を伝えようと「まち歩きツアー」や商店街の軒先でいただく朝食体験などが実施されている。
2017年10月発売の第26号に収録されています。

第2回|古民家でテント泊!? 夫婦が離島で営む宿「島小屋 – shimacoya|BOOK CAFE & TENT STAY
香川県の瀬戸内海に浮かぶ離島・直島にあるゲストハウス。なんと古民家の中にテントを貼るという屋内テントステイの宿だ。可動式ブックカフェや無人販売屋台など、そこはアイデアの宝庫だった。
2017年9月発売の第25号に収録されています。

第1回 |“シェア”を盛り込む複合型の宿「Guesthouse RICO
和歌山県和歌山市にある、築約50年の5階建てビルを改装した複合施設。そこではゲストハウスを軸に、旅人や地域の人々と空間をシェアしながら、街を盛り上げる数々の事例の芽が育まれていた。
2017年8月発売の第24号『地域人』に収録されています。

※記載の内容は、取材時点の情報です。最新情報は各宿のサイトをご参照ください。