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福岡県

Hostel and Dining "Tanga Table"

パブリックとプライベートの融合、北九州小倉を味わうホステル

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住 所

〒802-0077 福岡県北九州市小倉北区馬借一丁目5-25 4F

アクセス

JR「小倉駅」より徒歩8分

料 金

素泊まり1泊2800円~

設 備

混合相部屋/女性相部屋/個室

ウェブサイト

http://www.tangatable.jp

予約サイトへ
Title point 北九州は小倉、2015年9月に誕生した宿。リノベーションスクールという遊休不動産の活用提案の企画をきっかけに、第一線で活躍する事業主たちが立ち上げに関わる。元商業施設の4階空きフロアを改修。宿泊者以外も利用可能なダイニングバーを併設した、全67床のゲストハウス。相部屋のプライベート感を重視して水回りは男女別、ベッドはシモンズを用いるなど、ゲストハウス初心者や女性にも馴染みやすい。ダイニングでは、多国籍感溢れるフードと豊富なお酒などが楽しめる。近隣にある旦過市場も必見。

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パブリックとプライベートの融合、北九州小倉を味わうホステル

  
こんにちは!だりです。
2015年12月7日(月)8日(火)、福岡県は北九州・小倉という町にあるゲストハウス「Hostel and Dining Tanga Table(タンガテーブル)」へ宿泊してきました。
  
今私が一番気になっているゲストハウスがTanga Table。これまでFootPrintsとしてはスイスのような永世中立国的ポジションを意識していたのですが、そんな経緯などまるっと無視して言いたいくらい、気になっているゲストハウスがここなのです。
  
はじまりは「Tanga Travel(タンガ・トラベル)」。友人に教えてもらい2015年9月にこの宿がオープンしたことを知ってサイトを閲覧、「Tanga Travel」というページを発見。あまい・しょっぱい・しぶいなどという味覚のカテゴリーだけで町を紹介するという斬新さ。しかも宿自体も、飲食併設。「味わう」という観点で、地域の中と外を繋ごうという姿が魅力的だと思ったのがきっかけでした。
   
数か月後、同年秋に開催されたリノベーションスクールで、Tanga Tableを立ち上げた主要人物である嶋田さん・青木さん・吉里さんに偶然お逢いすることに。フラットな関係性が好きでゲストハウスに惹かれた私にとって、肩書の強い人はピラミッドの上にいるようで、感覚は交わり難いものだと勝手に思っていました。が、大誤り。その固定概念は良い方へと見事にぶち破られました。
  
第一線で活躍しながら、年齢やキャリアに関係なくフラットなコミュニケーションを大切にして、スピーディに縁を編み広げていくその姿。こんな人たちがいたとは!同じ世界で息をしたい!と思い、スクール修了から数日後、いつか行きたい…とサイトを眺めていたら「Tanga Tableの広報会議に参加してほしい」とご連絡!念願の訪問日が、予想より早く決まりました。
 
ゲストハウスの近くを流れる紫川。デザインの異なる10コの橋が掛かっています。
ゲストハウスの窓からも見える旦過市場。屋号のTanga(タンガ)はここから。
旦過市場は地元の魅力が凝縮した場所。市場は日曜休みなのでご注意を。
最寄り駅のJR小倉駅は新幹線も停まる大きな駅で、駅周辺はとても都会的。ですが、少し歩いて旦過市場の方へ向かえば、下町ならではのごちゃごちゃっとした良さがあります。建物も人情味も凝縮した、暮らし溢れる町並みに出逢えます。
  
なんでもっと早く北九州の魅力に気付かなかったんだろう!と思ったくらい、町がまず魅力的。リノベーションスクール発祥の地なので、空き家活用の事例物件が小倉の町にコンパクトに集結していて、歩いて全て見ることができます。
  
また、古くは石炭と鉄鋼生産(ほら、八幡製鉄所とか!)の地としても有名で、その歴史的背景もあってか起業家が多く、チャレンジ精神が強くて納得いくまでやるという気質が溢れている感じもいい。さらに食事も美味しい。海が近いから魚が新鮮で美味しく、おでんもうどんもラーメンも美味しい。宿近くにある旦過うどんのちゃんぽんも美味しい。
  
食べたくなるものが多くて、一泊や二泊じゃ足らないのです。
  
「旦過うどん」のちゃんぽんで昼食を済ませたら、いざ、宿へ向かいましょう!
旦過市場のすぐ隣。BOOK OFFの看板がわかりやすい大きなビル。この4階です。
ほら、ここ!ここ!
ありましたよ!ここのカラフルなエレベーターの扉が入口!
フードもドリンクも充実していて、宿泊者以外もダイニングバーとして利用できます。
エレベーターで4階に向かいましょう!
4階に着いて右手を見ると、ぐっと奥に伸びた廊下。突き当たりが受付です。
この棚の足、実は改修で壁をくり抜いた時に出た廃材を活用したものだそう。
受付に向かって廊下を進むと、右手に広いダイニングスペースが現れます。真鍮の金色がかっこいい。
多彩な個性の集合体である小倉の町や、旦過市場の雑多な雰囲気をイメージしたデザイン。
照明も、異なる3種の素材が用いられていて、とても可愛い。光るシャボン玉みたい。
ダイニングには、雰囲気の異なる4つの空間が同居。こんなテーブル席もあります。
奥にはこんなテーブル席も。
壁には地元の作家さんからいただいたお皿が大量にペタペタ!皆でDIYで貼ったんだそう。
カウンターの足元には種類の異なる額縁がシックにデザインされています。
奥の壁は、小倉の町が見えるようにと一部くり抜いています。旦過市場も覗けますよ!
プロジェクターやマイクも完備していて、イベント会場としても活用されています。
ごはんも美味しい!メニュー考案は、寺脇加恵さんという有名な女性シェフ!
地元の野菜や伝統的調理手法を取り入れつつも新しさを生む、温故知新の多国籍メニュー。
ひとしきりダイニングスペースを満喫したら、宿泊者専用の宿泊スペースへ!
宿泊者はここでも寛げます。ダイニングの様子を見つつ、一人でPC作業などしたいときはここへ。
家庭用サイズの冷蔵庫もあります。
キッチンもあり、長期滞在者の自炊には有難いスペース。
食器も自由に使えます。
フロアの全貌はこんな感じ。
廊下。右手シャッターの中は、実はかつてのエスカレータースペースだそう。
相部屋です。部屋は、男女混合相部屋や女性専用相部屋、個室など各種あります。
こんな感じにベッドの背中が互い違いになっているので、寝室空間がわりと個々に独立しています。
寝心地の良さは大事にしたい!とのことで、マットレスは全てシモンズというから驚きです。
ベッドにはそれぞれ異なるカーテンが付けられています。
どこもベッドの天井が高く設定されていて、中は広々。
ベッド内の高さを生むために、天井をあげています。
各ベッドには電灯とコンセント穴、そして小さな棚があります。
足元にはスーツケースが入るほどの収納スペース。個別に仕切りが入っているのも嬉しいところ。
各ベッドのそばに、貴重品ボックスが設置されています。棚の中にはフックも。
こちらが個室です。個室は全部で5室あります。
ベッドだけでなく畳のお部屋もあります。特注の変わった形の畳。
和室には大きな窓があり、ジオラマちっくに町の景色が楽しめます。
続いて水回り。実はこんな感じで、こちらが男性用。
こちらが女性用と、水回りスペース自体が男女別で分かれているのです。
こちら女性の洗面台。ドライヤーなどがあります。
ここが天才。間仕切りを動かせば、変動する宿泊男女比にちゃんと対応できるんです。
トイレはこちら。
シャワールームはこちら。リンスインシャンプーとボディソープがあります。
男女ともに使えるものとして洗濯機も設置してありました。
朝の風景。窓が各所についているので、朝は陽が差し込んで部屋の表情が変わります。
受付カウンターも照らされて、なお鮮やか。小倉の多様性を表すデザインです。
朝のダイニングは、陽が注ぐこの席が特等席ですね。
窓から見えるのは、朝の旦過市場の背中。
朝食は、和と洋の2種類から選択して注文できます。
伝統料理「ぬか炊き」をアレンジした、ぬか炊きクリームチーズを塗ったアボカドのトースト!
会議の後にスタッフさんと一緒にぱちり。ピンクのチェックで良い笑顔しているのが、宿の現場を担う番頭の「にしやん」笑。スタッフさんみんな丁寧で素敵な方ばかりでした。
  
Tanga Tableは、2014年3月に北九州で開催されたリノベーションスクールという遊休不動産提案の企画をきっかけにスタートした事業です。
  
Tanga Table代表取締役はらいおん建築事務所の代表 嶋田さん、プロモーションはメゾン青樹の代表 青木さん、建築デザインは東京R不動産の代表ディレクター吉里さん、店舗運営はCafe Causaオーナーの遠矢さん、料理レシピ開発はGlobe Caravan代表 寺脇さん…と肩書きを並べるとツワモノ揃い過ぎて身構えてしまうかもしれませんが、前述の通り、自らの本心に向き合って、人生を邁進している人たちが立ち上げた空間なのです。
  
とはいえ、その存在が全面に出るのではなく、現場に立つスタッフさんの個性が宿の顔となって活きている場所でもあります。旅館での勤務経験の長い番頭 にしやんや、飲食フロアを担当する女性うめちゃんをはじめとする、20代30代の若いスタッフさんは、この場をもっと活かすには?を日々検討して、地域交流型のイベントやハッピーアワーなど新しい企画を積極的に取り入れています。
  
「味わう」という観点で町の魅力を伝えるゲストハウス。誰もが気軽に訪れやすい場をとつくられたダイニングバー併設のパブリックな空間。ゲストハウス初心者や落ち着いた年齢層でも安心して利用できるようにと徹底してつくられた宿泊施設としてのプライベート空間。このパブリックとプライベートのいい塩梅の融合。
  
今後のゲストハウスの在り方だけでなく、さらに施設ビル中層階の遊休不動産活用としても、新たな未来を提唱する存在になりそうです。まちづくりに興味がある方も、ぜひ訪れてみてくださいね。
  
  
*こちらのゲストハウスは、FootPrints推奨の下記の本でも紹介されています。
 『ゲストハウスガイド100 -Japan Hostel &Guesthouse Guide-
 実体験をもとに全国のゲストハウスから100軒を厳選した、初の全国版ガイドブックです。
地域密着型のゲストハウス / モダンビルのリノベーション宿 / 開かれたCafeやBarがある宿 / 編集長だりの人生を変えた宿

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