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広島県

鹿庭荘 / HOSTEL KANIWA

世界遺産・宮島、研究熱心なオーナーが手掛ける宿

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住 所

〒739-0588 広島県廿日市市宮島町1165-11

アクセス

フェリー乗り場より徒歩1分

料 金

素泊まり1泊3000円~

設 備

混合相部屋/女性相部屋/個室

ウェブサイト

http://kaniwa.co.jp/

Title point 世界遺産、日本三景の島である広島県宮島。海に佇む大きな朱色の鳥居で有名な、この島の中にもゲストハウスがある。2015年11月にオープン。お土産屋さんだった3階建てのビルの1階と2階部分を改修。海運に関わる仕事を9年した30代半ばのオーナーが、独自のリサーチを重ね、女性インテリアデザイナーの協力のもと、納得のいく空間を手掛けている。特に、ゲストハウスがはじめてという女性にお薦めしたい。

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世界遺産・宮島、研究熱心なオーナーが手掛ける宿

こんにちは!だりです。
2015年11月28日(土)、海に佇む大きな朱色の鳥居で有名な広島県 宮島、世界遺産の島にある「鹿庭荘(かにわそう)」さんへお邪魔してきました。2015年11月8日にオープンされた、できたてホヤホヤの綺麗なゲストハウスです。
  
出会ったきっかけは、以前このサイトで挑戦していたクラウドファインディング。今回時間的に宿泊ができなかったものの、見学させていただくことができました。お忙しい中、宮島案内やゲストハウス開業に至るまでの背景を詳しく教えてくださいました。
  
鹿庭荘さんは、女性限定ではないものの女性利用者をメインに想定しており、台所には共有の食器としてワイングラスが置いてあったり、お風呂場に髪の毛を巻く、いわゆる”くるくるアイロン”があったりと、女性に好まれそうなつくりが徹底されています。20後半以上の落ち着いた女性は、特に好みの雰囲気ではないでしょうか。
  
また、1階に共有スペースとシャワールームが集約されていて、2階は寝室(と言っても、トイレと、廊下の端に洗面台もあるので便利)になっていて、静と動のスペースがフロアできっちり分かれているのが素敵なところ。快適に過ごせそうです。
  
何よりここのすごいところは、オーナー松田さんの研究熱心さ!このゲストハウスを開業するにあたって、寝室のつくり・カウンターの高さ・サイトの魅せ方など、全てお一人でリサーチされ、国内外の事例を掻き集めて研究を重ねたうえで、女性インテリアデザイナーさんのアドバイスを受けながら、ご自身のセンスも交えて、一番納得のいく形で実現されている、その緻密な勤勉さとこだわりがまさに研究家。
  
さて、そんな鹿庭荘さんの全貌を、ご一緒に島に入るところから見てみましょう!
  
広島駅からJRで約30分、路面電車で約1時間、宮島ゆきのフェリー乗り場に到着。
フェリーに乗って宮島へ。夕暮れ時に宮島に入ると、広島の夜景が綺麗に見えます。島には鹿もウロウロ。
日中はひとで溢れる商店街も、夜になると穏やかで落ち着いた雰囲気に。
オーナー松田さんに教えていただき、干潮時の鳥居見学に!
干潮時は、鳥居に触れられるところまで歩いて行けます。
フェリー乗り場から歩いてすぐのところにゲストハウスがあります。
入口がガラス張り。中の様子がうかがえます。
玄関入って左手にある笠掛け。
棚の上には鹿の形をしたパンフレットラック。
受付けカウンターに並ぶペンもオシャレ。
玄関口で靴を脱いで、スリッパに履き替えます。
以前は布スリッパにしていたものを、雨の日も快適に過ごせるようにと、ビニール製に変えたそう。
玄関入ってすぐに、畳のスペースが広がっています。
棚の戸は取り外してひっくり返すと色が変わります。季節に合わせて色を変えるのだとか。
畳の端には遊び心。今後この穴を使って、背もたれをつくったりするそう。
奥には広い共有スペースが広がります。
ふかふかソファー。しっかり深く腰掛けられます。
ゆったりできるから、共有スペースで思わず長居。
壁の絵は、松田さんのお姉さんの作品だそうです。
奥にはキッチンスペースもあります。
ワイングラスもあります。宮島に入る前にワインを買って、ここで飲むと良いかも。
天井には複数の小さなリング。いつか作品を掛けてアートイベントが開催できたら、と松田さん。
台所横の扉を開けると洗面スペース。
奥にはシャワールームがあります。全体的にとても広い。
脱衣所も広くて、脱衣カゴやハンガーなども置いてあって便利。
お話を聞くと、くるくるアイロンは、はじめから置いていたわけではないんですって。オープンしてから間もなく、来客者の様子を見ていると、意外と女性一人旅が多く、その中でも自前アイロンを持ち歩いている女性が多いことに気付いたそうです。
  
来客者の動向を見ながら「うちは女性利用客が多いようだから、もっと女性が過ごしやすい環境をつくっていこう」と、このアイロンをはじめとして、女性に好まれそうなアイテムを意識がけて設置しているのだといいます。
  
これこれ!くるくるアイロン!これが置いてあるゲストハウス、珍しいですよね。
洗面スペースの上は、わざと、少しだけ隙間があけてあります。なぜか?気になりますよね。実はこれ、寒さ対策なんですって。冬場、洗面スペースが冷え込まないようにと、リビングの空調を行き渡らせるために設けられたスペースなのだそう。こういう建築的配慮、良いですよね。
  
洗面スペースの壁上部、わざと、少しだけ隙間。空調を行き渡らせる賢い方法です。
さて、続いて2階に行ってみましょう。
寝室は全て2階に集約されています。
1階と2階にそれぞれお手洗いがあります。
2階の窓付近にも洗面台があるので、寝る前の歯磨きはここでもできます。
女性専用、混合相部屋、個室など各種対応の寝室がありました。
この宿のデザインを考えた分厚い構想ファイル!
たくさんの図面を描きながら建築士さんと何度も相談して、今の形に至ったのだといいます。松田さんオリジナルの分厚い構想ファイルは、宿の空間デザインに関してだけでなく、サイトの勉強をしているファイルや、ベッドの構造を勉強しているファイルなど、他にもいろいろありました。
  
本当に研究熱心!ここまで綺麗にファイリングして、お一人で全工程を緻密に計画して進行しているだなんてすごいですよね。
  
左がオーナー松田さん。穏やかでお茶目な男性です。右の女性はスタッフさん。
オーナー松田さんは30代半ばの男性、広島出身です。前職は船を使った運搬関係のお仕事に9年間携わっていたそう。その時に培われた、船の限られたスペースを使って物流をスムーズに行うという、空間活用力が宿の空間デザインの作業に活かされているようです。
  
海運の仕事をしていた時、大阪への転勤が決まり、環境の変化とともに、自分の働き方を見直し「自分らしく働ける場所を」と退職することを決めたそうです。
  
退職後、伊勢神宮にふらりと旅に出た際に、ネットで宿を検索してヒットしたのが、伊勢神宮近くにあるゲストハウス「風見荘(かざみそう)」さんでした。そこで体感した人と人の交流に感銘を受け、自身もゲストハウスを開業しようと決め、それから勉強のために国内あちこちを泊まり歩いてみたそうです。
  
世界遺産・日本三景の島である宮島の中にゲストハウスをつくるには、島全体が世界遺産なので、景観条例をクリアするための申請書類が多く、難易度が高いのですが、どの設備も書類も丁寧に揃えて、旅館業の許可を無事取得されたのだといいます。家具や備品を揃えるにも、本島と宮島をフェリーで何度も行ったり来たりと、往復しなくてはいけなかったので、本当に大変だったそう…!
  
そして、お世話になった風見荘のオーナーさんに、思い出深い屋号を一部いただき、島のあちこちを鹿が庭のように歩く宮島らしさにちなんで「鹿庭荘」と名付けました。
  
開業に至るまで、ここまできっちりと熱心にリサーチを積み上げているその姿は、まさに研究家!調べる作業自体もお好きだからこそ出来る技だなと思います。女性でゲストハウス初体験の方は、世界遺産の宮島体験も兼ねて鹿庭荘さんへ。夕暮れの鳥居も、宿泊者で独占できる夜の島も、ぜひ味わってください。
  
松田さん、島のことや宿のことをたくさん教えてくださり本当にありがとうございました。次は、ワイングラスに合いそうな飲み物を持って、ぜひ宿泊に行きたいと思います!
  
  
*こちらのゲストハウスは、FootPrints推奨の下記の本でも紹介されています。
 『ゲストハウスガイド100 -Japan Hostel &Guesthouse Guide-
 実体験をもとに全国のゲストハウスから100軒を厳選した、初の全国版ガイドブックです。
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