FootPrints Mark
Logo
新潟県

山ノ家 café&dormitory

芸術祭の里に根を張る“ダブルローカル”を提唱する宿

Footprints
住 所

〒942-1526 新潟県十日町市松代3467-5

アクセス

ほくほく線「まつだい駅」から徒歩5分

料 金

素泊まり1泊4000円

設 備

女性相部屋/男性相部屋

ウェブサイト

http://yama-no-ie.jp/

Title point 大地の芸術祭の里 越後妻有にある、古民家を改装したゲストハウス。1階では地域のひとにも開かれた自然派カフェを併設している。運営するのは、東京でデザインオフィスを営む二人。開業した2012年から新潟と東京の二拠点生活を続け、田舎の良さ・都会の良さの両方を大切にしようと、”ダブルローカル”という暮らしを身をもって提唱している。

8453 views

芸術祭の里に根を張る“ダブルローカル”を提唱する宿

こんにちは!
FootPrints編集長だりです。
2015年8月23日(日)、新潟は大地の芸術祭の里として有名な越後妻有にある
「山ノ家(やまのいえ)カフェ&ドミトリー」さんへ宿泊してきました*
  
※大地の芸術祭 越後妻有(えちごつまり)アートトリエンナーレとは?
“過疎高齢化の進む日本有数の豪雪地・越後妻有(新潟県十日町市、津南町)を舞台に
 2000年から3年に1度開催されている世界最大級の国際芸術祭” [公式サイトより]
 常設の作品が多数あり、芸術祭の時期以外も楽しめます。
    
2013年春、作品のひとつであるジェームズ・タレルさんの「光の館」に友人たちと宿泊した時
「昨年、山ノ家という素敵なゲストハウスができたんだよ」と、アート好きな友人が教えてくれ
のちに他の方からお話を聞く機会もあり、いつか行きたい!と思っていました。
  
そして先日、別件の取材先の方が、そのまま車で新潟へ向かうということで
便乗させていただき、ついに訪問が実現* ちょうど大地の芸術祭2015年開催中でした◎
  
こちらが、山ノ家さん!芸術祭のアート作品を巡るにも好立地◎
  
築50年の古民家を改装したカフェ&ドミトリーです。
温泉も多いこの地、かつては宿場町として多くの旅人を迎えていました。
山ノ家さんの建物も、昔は旅人が訪れる履物屋さんだったそうです。
丁寧に改装され、味わいある黒い柱と新しい白い壁、すっきりとした印象の佇まいです*
  
1階のカフェ。
1階のこのペース、朝は宿泊者のための朝食の場となり、
木金土日月の11:30~15:00はランチタイムとして宿泊者以外も利用できる場に。
18時まではカフェ、それ以降はまた宿泊者のくつろぎの場として開かれています。  
※ 朝食(8:30)夕食(19:00〜21:30)は、事前予約をすれば宿泊者以外も利用可能◎
  
入って左手には、おしゃれな雑貨や本などが販売してあります。
カフェは、女性ひとりでもふらりと立ち寄りやすい雰囲気です◎
椅子も可愛い。
朝ごはん。前日までの要予約で、宿泊代プラス500円で注文できます。
朝食は、連泊者も楽しめるよう、和と洋を交互に出すようにしているそうです◎
この日の朝食は洋。地元で採れる食材を用いながら、マクロビマフィンなど
丁寧にこだわりのある自然派ごはん。とっても美味しかったです!
  
ちなみにランチは、本日のカレー・本日のキッシュ or パスタ・本日の和菜食の
3種の定食から選べるスタイルになっているそう。こちらも気になります…!
芸術祭のときは、ランチタイムは混み合いますので、その心づもりを。
  
さて、1階を堪能したら宿泊スペースの方へ行きましょう*
1階奥には洗面台とシャワールームなどがあります。(洗面台とお手洗いは2階にもあります)
こちらがシャワールーム。
無印良品のシャンプーとコンディショナー。ボディソープは「STOP THE WATER WHILE USING ME!」というドイツの自然派ブランドのもの。各シャワールームに香りの異なる種類が設置されていました。こういうの嬉しいですね◎
さて、次は2階の寝室へ行きましょう。
2階もとてもきれいに改修されています。
廊下つきあたりが、洗面台とお手洗い。
ドミトリーです。窓が大きくて心地良い空間。シーツも引いてくれています。
1人あたりの縦のスペースが広くて、とても快適。
天井が高いので、2段ベッドの上の段も広々と快適!寝心地が良かったです◎
芸術祭の期間中は、ベルリン在住の日本人サウンドアーティストKyokaさんのインスタレーションを2階ギャラリーに展示していました。山ノ家さんではドミトリールーム2室の他に、アーティスト・イン・レジデンス用の個室があるそう!興味深い取り組みです!
  
山ノ家さんは、オシャレで快適です。ごはんだって美味しい。
大地の芸術祭の里にあるのでアート好きにはとっても嬉しい。
地域に開かれたカフェ一体型の宿になっていることだって魅力です。
  
でも、一番注目したいのは、この場所を運営する池田さん・後藤さん
おふたりの”暮らしのつくりかた”です。
実は、2012年の開業から現在も、新潟と東京の二拠点生活を続けています。
  
運営している池田さん(左の女性)と後藤さん(右の男性)。素敵なおふたり!
  
新潟でゲストハウスを運営しつつ、東京のデザインオフィスgift_lab(ギフトラボ)
池田さんはクリエイティブディレクターを、後藤さんは空間デザイナーをしています。
さらに、月に2-3回は山ノ家カフェスペースや宿以外の場所でイベントも開催しています。
おふたりはどうして今のライフスタイルに至ったのでしょうか。
  
きっかけとなったのは、東日本大震災でした。震災前までおふたりにとって新潟は
拠点ではなく、芸術祭開催地というエリアリテラシーに興味が湧く旅先のひとつでした。
  
震災後、東京を離れて暮らすという選択肢が周囲で広がりはじめ
それまであった「東京がないと生きられない」という固定概念が取り払われていきました。
ちょうどその時、知人から「新潟で空き家を活用して何かはじめない?」と運営の誘いを受け
震災前ならきっと断っていたところを、「やってみよう」とポンッと踏み込むことができたそう。
  
近年みられる「ゲストハウスを開業したい!」という想いのスタートではなく
自分たちのように東京から動いたひとが寝泊りできる場になればと、宿をはじめました。
選んだスタイルが結果的に、”ゲストハウス”というカテゴリーにあてはまることとなりました。
  
山ノ家という場は、おふたりにとって、東京以外の場所でもうひとつの拠点をつくる
多拠点ワーク&ライフスタイルの実験でもありました。
都会の良さも田舎の良さも欲張って取り入れたい!そんなorじゃなくてandの発想で
"ダブルローカル"という在り方を、今も身をもって提唱しています。
  
開始から3年目を迎え、今では地域の人々にも馴染みある場として根を張っています。
ありたい暮らしの追求はきっと簡単なことではありません。でも、大変ながらも楽しそうに
チャレンジを仕掛け続けるおふたりの姿から、学べることはたっぷりありそうです*
  
個人的には芸術祭以外のタイミングで
越後妻有のまちと、山ノ家さんの空間を、ゆったり楽しみにまた伺いたいなーと思います!
  
  
*こちらのゲストハウスは、FootPrints推奨の下記の本でも紹介されています。
 『ゲストハウスガイド100 -Japan Hostel &Guesthouse Guide-
 実体験をもとに全国のゲストハウスから100軒を厳選した、初の全国版ガイドブックです。
開かれたCafeやBarがある宿

関連記事

ページトップに戻る

Title others

その他いろいろ

Footprints ゲストハウスとは
「ゲストハウスって何?」という方へ。当サイトの定義です。
Footprints 宿開業における法的な手順概要
ゲストハウス開業における手順、大枠の概要をまとめました。
Footprints ゲストハウス・マガジン
大正大学の月刊情報誌「地域人」で、ゲストハウス紹介コラムを連載しています。
Footprints ゲストハウス BOOK LIST
最近、国内のゲストハウスに関する書籍が増えてきたので、まとめてみました。
Footprints インスタはじめました
FacebookとTwitterで新着情報、Instagramで旅の記録をそれぞれ発信中!